MR(麻しん風しん)ワクチンで防げる病気
| MR(麻しん風しん)ワクチンでは、麻疹(ましん)、風疹(ふうしん)の予防に効果が期待できます。 | |
| ・麻疹(ましん) | 麻しんは、はしかとも呼ばれる病気で、感染力が非常に強いことが特徴です。 高熱や全身にできる発疹、咳、鼻水のほか、目の充血が見られることもあります。 症状は風邪に似ているものが多いですが、肺炎や脳炎といった合併症を起こしたり、先進国でも数百人に1人が亡くなるなど命に関わることのある病気です。 飛沫感染や接触感染だけでなく、空気感染することもあるため、気を付けていても感染を防ぐことができないこともあるため、ワクチン接種が発症や重症化予防に重要です。 |
| ・風疹(ふうしん) | 発熱や赤みを帯びた小さな発疹、リンパ節の膨張が見られる病気で赤ちゃんや幼児がかかった場合には症状が軽度で済むことが多いことが特徴です。 3日程度で症状が落ち着くため、三日(みっか)ばしかと呼ばれることもある病気ですが、大人になってから罹患すると重症化しやすく、血小板減少性紫斑病や脳炎といった合併症を引き起こすこともあります。 特に注意したいことは妊婦さんの感染で、妊娠初期に感染すると心臓病や白内障、張力障害、発育発達遅延などの障がいのある子どもが生まれる可能性が高くなる先天性風しん症候群を起こすことがあります。 |