MR(麻しん風しん)ワクチン おひさまこどもクリニック | 福山市の小児科・小児外科・小児神経内科・アレルギー科

MR(麻しん風しん)ワクチン


MR(麻しん風しん)ワクチンは、生後1歳から接種できるワクチンで、定期予防接種では2回接種が推奨されています。
麻しんと風しんの2種類の病気に対するワクチンで、感染力が強い病気で命に関わることもある病気の重症化の予防に効果が期待されます。

MR(麻しん風しん)ワクチンで防げる病気MR(麻しん風しん)ワクチンで防げる病気

MR(麻しん風しん)ワクチンでは、麻疹(ましん)、風疹(ふうしん)の予防に効果が期待できます。
・麻疹(ましん) 麻しんは、はしかとも呼ばれる病気で、感染力が非常に強いことが特徴です。
高熱や全身にできる発疹、咳、鼻水のほか、目の充血が見られることもあります。
症状は風邪に似ているものが多いですが、肺炎や脳炎といった合併症を起こしたり、先進国でも数百人に1人が亡くなるなど命に関わることのある病気です。
飛沫感染や接触感染だけでなく、空気感染することもあるため、気を付けていても感染を防ぐことができないこともあるため、ワクチン接種が発症や重症化予防に重要です。
・風疹(ふうしん) 発熱や赤みを帯びた小さな発疹、リンパ節の膨張が見られる病気で赤ちゃんや幼児がかかった場合には症状が軽度で済むことが多いことが特徴です。
3日程度で症状が落ち着くため、三日(みっか)ばしかと呼ばれることもある病気ですが、大人になってから罹患すると重症化しやすく、血小板減少性紫斑病や脳炎といった合併症を引き起こすこともあります。
特に注意したいことは妊婦さんの感染で、妊娠初期に感染すると心臓病や白内障、張力障害、発育発達遅延などの障がいのある子どもが生まれる可能性が高くなる先天性風しん症候群を起こすことがあります。

MR(麻しん風しん)ワクチンの接種時期・回数MR(麻しん風しん)ワクチンの接種時期・回数

MR(麻しん風しん)ワクチンの標準的な接種スケジュールは、

 ①1期生後1歳~2歳未満

   

 ②小学校入学前の1年間(5~7歳未満)

の計2回接種となります。 1歳になった時にできるだけ早めに接種するように推奨されており、ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチン、4種混合ワクチンなどほかのワクチンとの同時接種も可能です。
また期間が空くため注意が必要ですが、5歳~7歳になるまでの小学校入学前に忘れず2回目の接種を受けるようにしましょう。

MR(麻しん風しん)ワクチンの接種費用MR(麻しん風しん)ワクチンの接種費用

MR(麻しん風しん)ワクチンは定期接種の期間内であれば自己負担はありません。
1回目、2回目それぞれおよそ1年間ほど接種期間がありますが、早めに接種することで予防の効果が早期に期待できるので、定期接種の期間になったら、早めに相談するようにしましょう。

MR(麻しん風しん)ワクチン接種当日の持ち物MR(麻しん風しん)ワクチン接種当日の持ち物

接種当日は、

 ・母子手帳

   

 ・予診票(市町村から配られたもの)

   

 ・(お持ちの方は)診察券

をお持ちください。
お忘れになった場合は、接種をお断りさせていただくことがあります。
※乳児健診を同時に受けられる場合は、

 ・保険証

   

 ・乳児医療証(お持ちの方)

をお持ちください。

MR(麻しん風しん)ワクチン接種後の注意MR(麻しん風しん)ワクチン接種後の注意

MR(麻しん風しん)ワクチンを接種した後、1週間くらいで5~20%くらいのお子さんで発熱が見られますが、1~2日ほどで熱は下がりますので心配しなくて大丈夫です。
発熱以外に気になる症状がみられる場合は、ほかの病気が関係していることもあるので、早めに医療機関に相談するようにしましょう。

MR(麻しん風しん)ワクチンを受けるには?MR(麻しん風しん)ワクチンを受けるには?

おひさまこどもクリニックではMR(麻しん風しん)ワクチンの接種を行っております。
当院では、予防接種専用時間のWEB予約を受け付けており、接種希望日の2か月前から予約が可能です。
接種ご希望の方は、ご予約を取ってご来院ください。
WEB予約はこちら
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