Hib(ヒブ)ワクチンで防げる病気
Hibワクチンは、その名前の通りHib(=インフルエンザ菌:Haemophilis Influenzae Type b)という細菌感染症を予防する効果が期待できます。 Hibは感染して重症化すると、細菌性髄膜炎や急性喉頭蓋炎、菌血症、化膿性関節炎といった重篤な病気を引き起こすことがあります。 |
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・細菌性髄膜炎 | 脳やせき髄を包む髄膜に細菌が感染して炎症を起こす病気で、進行すると難聴や手足の麻痺などの後遺症が残る場合や、命に係わることもあります。 |
・急性喉頭蓋炎 | 食べ物や飲み物を飲み込むときに気管に入らないようにフタのような役割をする喉頭蓋(こうとうがい)に感染して炎症が起き、呼吸困難になり命に係わることもある病気です。 |
・菌血症 | 血液の中に細菌が見つかる状態になる病気です。 |
・化膿性関節炎 | 関節の中に細菌が入り込み、関節の中が化膿する病気です。関節がほとんど動かなくなったり、脱臼することもあります。 |