ロタウイルスワクチンで防げる病気
ロタウイルスワクチンでは、ロタウイルス感染症を予防します。 ロタウイルス感染症は、2月~3月に流行しやすく、赤ちゃん~子どもで特に頻発する病気です。 感染すると、嘔吐や下痢などの急性胃腸炎を引き起こし、子どもの急性胃腸炎の原因のうちの半分以上はロタウイルスが原因ともいわれています。 大人の方でも感染することはありますが、軽症ですんだり、症状がほとんどなかったりします |
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ロタウイルスに感染すると、激しい嘔吐や下痢だけでなく、39度以上の発熱がみられることもあります。 ロタウイルスの特徴として、うんちが白色になることがあり、水のような下痢が続きます。 下痢が続くと体内の水分が失われて、脱水症をおこしやすくなるため注意しましょう。 ウイルス性の感染症のため、特効薬のようなものはなく重症化しないように注意しながら、ウイルスが体外に排出されるのを待つことが基本的な治療です。 2~7日ほどで症状が治まることがほとんどですが、まれに重症化して脳症を起こすことがあります。 |
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・脳症 | 脳以外の場所で起きているウイルス感染が、間接的に脳の障害を起こす病気で、けいれんや異常行動、意識障害などを起こします。 重症の意識障害の場合は、ずっと眠ったような状態になることもあります。 |