肺炎球菌ワクチン


肺炎球菌ワクチンは、生後2か月から接種できる、はじめての予防接種と呼ばれるワクチンのひとつです。
肺炎球菌は身近な細菌で誰もが感染する可能性があるため、発症や重症化を防ぐためにも予防接種が大切です。

肺炎球菌ワクチンで防げる病気肺炎球菌ワクチンで防げる病気

肺炎球菌ワクチンでは、肺炎球菌感染症の予防に効果が期待できます。
10人に2~3人の割合で健康な子どもでも鼻やのどに肺炎球菌をもっており、身近な細菌ともいえます。
肺炎球菌が潜んでいても、身体が健康な状態だと症状が現れませんが、体調のバランスが崩れたときや何らかの原因で肺炎球菌は増えたときに症状が現れることがあります。
肺炎球菌は感染した場所によって、様々な症状がみられ、よくある症状として発熱がみられます。
ほかにも機嫌が悪くなったり、風邪に似た症状や嘔吐、けいれん、時には意識障害がみられることもあります。
重症化して、脳に感染すると髄膜炎を起こして、重い後遺症が残ったり、命にかかわることもあります。
・髄膜炎 脳やせき髄の周りにある髄膜に感染して発症する病気で、難聴や手足の麻痺などの後遺症が残る場合や、命に係わることもあります。

肺炎球菌ワクチンの接種時期・回数肺炎球菌ワクチンの接種時期・回数

肺炎球菌ワクチンの標準的な接種スケジュールは、

 ①生後2か月になったとき

   

 ②生後3か月(①から1か月後)

   

 ③生後4か月(②から1か月後)

   

 ④1歳になったとき

の計4回接種となります。 生後2か月時点から、B型肝炎やヒブワクチンなどほかのワクチンと同時接種も可能です。

生後6か月以降になると、肺炎球菌による細菌性髄膜炎が増えてくるため、遅くとも1回目の接種を生後4か月までに接種することをお勧めします。

肺炎球菌ワクチンの接種費用肺炎球菌ワクチンの接種費用

肺炎球菌ワクチンは定期予防接種のため、定期接種の期間内であれば接種に自己負担はありません
ただし、定期接種可能な時期(満5歳)を過ぎると自費での接種となるため早めに接種することをおすすめします。

肺炎球菌ワクチン接種当日の持ち物肺炎球菌ワクチン接種当日の持ち物

接種当日は、

・母子手帳

   

・予診票(市町村から配られたもの)

   

・(お持ちの方は)診察券

をお持ちください。
お忘れになった場合は、接種をお断りさせていただくことがあります。
※乳児健診を同時に受けられる場合は、

・保険証

   

・乳児医療証(お持ちの方)

をお持ちください

肺炎球菌ワクチン接種後の注意肺炎球菌ワクチン接種後の注意

肺炎球菌ワクチン接種後に、接種した場所の赤みや腫れがみられることがありますが、自然に回復していきます。
また発熱や不機嫌などの副反応がみられることもまれにあります。

肺炎球菌ワクチンを受けるには?肺炎球菌ワクチンを受けるには?

おひさまこどもクリニックでは肺炎球菌ワクチンの接種を行っており、当院で接種が可能です。
当院では、予防接種専用時間のWEB予約を行っております。
接種希望日の2か月前から予約が可能なため、生まれてすぐに予約をお取りいただけます。
接種ご希望の方は、ご予約を取ってご来院ください。
ご予約の際はWEBからご予約ください。
WEB予約はこちら
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