このような症状が見られる場合、「乳糖不耐性下痢症(二次性乳糖不耐症)」かもしれません。
乳糖不耐症は、赤ちゃんの胃腸炎(お腹の風邪)の後によく起こる一時的な消化不良です。
正しく理解して適切なケアを行うことで改善していきますので、まずは落ち着いて症状を確認してみましょう。
母乳や粉ミルク、牛乳には「乳糖(ラクトース)」という大切な栄養素が含まれています。
通常、乳糖は小腸の表面にある「ラクターゼ」という酵素によって分解・吸収されます。
しかし、ロタウイルスやノロウイルス、アデノウイルスなどの胃腸炎にかかったり、冷えやストレスでお腹を壊したりすると、小腸の表面(粘膜)が傷つき、ラクターゼ(酵素)が一時的に減少してしまいます。
分解されなかった乳糖がそのまま大腸へ送られると、以下のような症状を引き起こします。
その結果、酸っぱくてシャビシャビとした下痢やお腹の張り・ごろごろ音が生じるのです。
以下のような様子が見られる場合は、乳糖不耐性を疑います。
小児科での治療は、減ってしまった消化酵素を補ったり、一時的に乳糖の摂取量を減らしたりすることが中心となります。
※授乳方法やミルクの切り替え時期については、必ず医師と相談のうえ決定しましょう。
酸性便による激しい「お尻かぶれ」は、赤ちゃんにとって大きなストレスになります。
小腸の粘膜が生まれ変わり、酵素が元の量まで回復するのには 1~2 週間(長ければ 1 ヶ月程度)かかります。
焦らず気長にケアを続けていきましょう。
以下の症状が見られる場合は、脱水症状や別の病気の可能性もあるため、早めに当院へご相談ください。
胃腸炎が治ったあとも下痢が長引くと、「何かの病気かな?」「食事のせいかな?」と保護者の方も不安になってしまうことと思います。
乳糖不耐症は、お腹の粘膜が元気になるまでの「一時的なお休み期間」のようなものです。
適切なサポートとお薬で、少しずつ良い便に戻っていきますのでご安心ください。
おむつかぶれのケアやお薬の飲ませ方など、どんな小さなことでも遠慮なくお尋ねくださいね。
福山市の小児科、おひさまこどもクリニックでは乳糖不耐性下痢症の治療を行っています。
お子さんが一日も早く元気にニコニコ過ごせるよう、しっかりサポートいたします。