日本脳炎ワクチン おひさまこどもクリニック | 福山市の小児科・小児外科・小児神経内科・アレルギー科

日本脳炎ワクチン


日本脳炎ワクチンは、生後6ヶ月から接種できるワクチンですがほとんどの地域では3歳からの接種が標準的なスケジュールとなっています。
第一期と第二期の接種時期があり、第一期では3回接種、第二期では1回接種の計4回接種が推奨されています。
名前のとおり、日本脳炎ウイルスへの感染によって起こる日本脳炎の発症や重症化を予防する効果が期待できるワクチンです。

日本脳炎ワクチンで防げる病気日本脳炎ワクチンで防げる病気

・日本脳炎 日本脳炎ウイルスへの感染が原因で起こる病気で発熱や吐き気頭痛などの症状が見られ、急な意識低下や痙攣昏睡状態などを起こします。
命に関わることもある病気で、感染すると20~40%の人が命を落とすともいわれています。
さらに痙攣や麻痺、精神発達遅滞、精神障害、パーキンソン病様症状などの後遺症が残ることも多い病気です。
日本脳炎ウイルスは豚なども動物の体の中で増殖し、その動物の血を吸ったが他人の血液を吸った時に感染します。
人から人へ感染することはありませんが、養豚場が近い場所では感染に注意が必要です。
標準的なワクチン接種のスケジュールは生後三歳からですが地域によっては生後六ヶ月からの早めの接種が推奨されているところもあります。

日本脳炎ワクチンの接種時期・回数日本脳炎ワクチンの接種時期・回数

日本脳炎ワクチンの標準的な接種スケジュールは、

【第一期】


 ①生後3歳になったとき

   

 ②①の接種から4週間後

   

 ③生後4歳になったとき


【第二期】


 ④生後9歳になったとき後

の計4回接種です。 他のワクチン接種の時期と重なることがほとんどないため、忘れないように接種をすることが大切です。
地域により、第一期の接種を生後6か月ごろにおこなうことが推奨されていることもありますので、地域からの案内や母子手帳を確認するようにしましょう。
福山市では、生後3歳からの接種となっておりますので、里帰り出産など特別な事由がない方については、3歳になったときに接種をご案内しております。

日本脳炎ワクチンの接種費用日本脳炎ワクチンの接種費用

日本脳炎ワクチンは定期接種の期間内(第一期は生後6か月~生後7歳6か月未満。第二期は9歳~13歳未満)であれば自己負担はありません。
定期接種の期間は長いですが、他のワクチンから間隔が空くため忘れないように接種することが大切です。

日本脳炎ワクチン接種当日の持ち物日本脳炎ワクチン接種当日の持ち物

接種当日は、

 ・母子手帳

   

 ・予診票(市町村から配られたもの)

   

 ・(お持ちの方は)診察券

をお持ちください。
お忘れになった場合は、接種をお断りさせていただくことがあります

本脳炎ワクチン接種後の注意本脳炎ワクチン接種後の注意

日本脳炎ワクチンを接種した後、副反応が見られることはほとんどありません。
3%未満の割合で、接種した場所が赤く腫れたり、熱が出ることもあります。
1回目接種をした後に副反応が見られることがありますが、2回目以降では副反応が見られる割合は下がります。
ごく稀にアナフィラキシーやけいれん、脳脊髄炎などの重い副反応が見られることがあるため、そうした症状が出た場合は早急に医療機関を受診するようにしてください。

日本脳炎ワクチンを受けるには?日本脳炎ワクチンを受けるには?

おひさまこどもクリニックでは日本脳炎ワクチンの接種を行っております。
当院では、予防接種専用時間のWEB予約を受け付けており、接種希望日の2か月前から予約が可能です。
接種ご希望の方は、ご予約を取ってご来院ください。
WEB予約はこちら
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