5種混合ワクチン おひさまこどもクリニック | 福山市の小児科・小児外科・小児神経内科・アレルギー科

5種混合ワクチン


5種混合ワクチンは、生後2か月から接種できるワクチンで、定期予防接種では全部で4回接種が推奨されています。
5種混合ワクチンは、名前の通り5種類の病気に対するワクチンが合わさったワクチンで、幼児期にかかると重症化して麻痺が残ったり、合併症を起こすと命に関わることもある病気に対する抗体をつくる働きがあります。

5種混合ワクチンで防げる病気5種混合ワクチンで防げる病気

5種混合ワクチンでは、5種類の病気の予防に効果が期待できます。
・ジフテリア  ジフテリア菌という細菌が原因となる病気で、のどに感染して咳や発熱、嘔吐、声がれや呼吸困難を起こすこともあります。
ジフテリア菌が増えると毒素を出して、眼球や横隔膜などの麻痺を起こしたり、心不全を引き起こすことがあります。
・百日咳  百日咳菌という細菌が原因となる病気で、激しい咳が特徴的な病気です。
咳の症状が強く、乳幼児の場合は呼吸困難に陥ることもあります。百日咳と呼ばれるように、咳の症状が長く続き1週間~6週間程度咳が続くこともあります。
・破傷風  破傷風菌という細菌が原因となる病気で、擦り傷や切り傷などの傷口から細菌が入り込み感染します。
口が開けにくくなったり、首筋が張ったり、体の痛みなどの神経に影響する症状が特徴的です。
・ポリオ(急性灰白髄炎)  ポリオウイルスというウイルスが原因となる病気で、初期には特に目立つ症状は見られませんが、腸で増えて脊髄にウイルスが入り込むと手足に麻痺が残ることもあります。
・Hib(ヒブ):インフルエンザ菌  細菌性髄膜炎や急性喉頭蓋炎、菌血症、化膿性関節炎といった重篤な病気を引き起こすことがあります。

5種混合ワクチンの接種時期・回数5種混合ワクチンの接種時期・回数

5種混合ワクチンの標準的な接種スケジュールは、

 ①生後2か月になったとき

   

 ②生後3か月(①から1か月後)

   

 ③生後4か月(②から1か月後)

   

 ④生後1歳半ごろ~2歳(③から12~18か月後)

の計4回接種となります。 生後2か月の時から、肺炎球菌やB型肝炎などほかのワクチンと同時接種も可能です。
また11歳になったら、ジフテリアと破傷風の2種混合ワクチン(定期予防接種)や小学校に上がる前の5歳~7歳未満の時期にジフテリアと百日咳、破傷風の3種混合ワクチン(任意予防接種)の接種が推奨されています。

5種混合ワクチンの接種費用5種混合ワクチンの接種費用

5種混合ワクチンは定期接種の期間内であればワクチン接種で自己負担はかかりません。
ただし、定期接種の対象時期(満7歳6か月)を過ぎると任意接種となり費用は自己負担となります。

5種混合ワクチン接種当日の持ち物5種混合ワクチン接種当日の持ち物

接種当日は、

 ・母子手帳

   

 ・予診票(市町村から配られたもの)

   

 ・(お持ちの方は)診察券

をお持ちください。
お忘れになった場合は、接種をお断りさせていただくことがあります。
※乳児健診を同時に受けられる場合は、

 ・保険証

   

 ・乳児医療証(お持ちの方)

をお持ちください。

5種混合ワクチン接種後の注意5種混合ワクチン接種後の注意

5種混合ワクチン接種後に、接種した場所が一時的に腫れたり、赤みがかったりすることがありますが、自然に回復していきます。
他には、発熱がみられることもあります。極めてまれにアナフィラキシー(アレルギー反応)がみられる場合もあります。

5種混合ワクチンを受けるには?5種混合ワクチンを受けるには?

おひさまこどもクリニックでは5種混合ワクチンの接種を行っております。
当院では、予防接種専用時間のWEB予約を受け付けており、接種希望日の2か月前から予約が可能です。
生まれてすぐに5種混合ワクチンの予約をお取りいただけますので、接種ご希望の方は、ご予約を取ってご来院ください。
WEB予約はこちら
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